最近、駅を歩いているとマンションの広告だらけで、昨今ますますこの湘南地域への移住がバブル期に入っている印象です。
そんな湘南地域へ移住を検討している方へ向けて、今日は湘南地域の2大ビッグターミナル「大船 vs 藤沢」というテーマで記事を書いていきます。
どちらの駅も通勤・交通の利便性は優れている駅ですが、気になるのは「住環境の快適さ」ですよね。
この記事では湘南在住の筆者が、移住者の目線で交通アクセス、周辺の施設や環境、そして生活のしやすさを徹底比較し、どちらがあなたのライフスタイルに合った移住先となるのかをご紹介していきます。どちらの駅が自分にとって最適か、ぜひ参考にしてください。
それでは早速比較していきましょう!
交通・アクセスの視点で比較
大船駅・藤沢駅共にアクセス性に優れた駅です。まずは鉄道で比較していきます。
乗り入れしている路線数で考えると、大船駅が優れています。
しかし、大船駅はJR路線が多い一方で藤沢駅は小田急線が乗り入れしている関係から、大船駅のユーザーも小田急線方面に向かうためにはわざわざ一度藤沢まで足を運ぶ必要があります。
なので、この交通アクセスでの比較は路線数で考えると多少大船に軍配が上がりますが、その差はごく僅差と考えていいでしょう。
また、両駅とも特急列車(特急湘南)の停車駅となっておりますが、「成田エクスプレス」は大船駅にしか止まりませんので、総合的な目線ではやはり大船の方が上という結論になります。
周辺施設の充実度で比較
周辺施設の充実度で比較してみましょう。
ショッピングセンターの数で比較
まずはわかりやすく、駅周辺のショッピングセンターの数を比較してみましょう。
ショッピングセンターの数を見ると、藤沢駅には非常に多くのSC店が出展していることがわかります。これだけの数が揃っている駅は、神奈川県内全体で見てみても稀でしょう。
スーパーの数で比較
駅周辺1.5km以内のスーパーの数で比較してみます。
スーパーの数で比較してみても、藤沢駅周辺の方が充実していることがわかりますね。
どちらにせよ、両駅とも、駅周辺にこれだけのスーパーがあるということに驚きです。
私の地元の埼玉の駅なんて、駅前にスーパーどころかコンビニすらありませんでした。笑
クリニックの数で比較
町医者と呼ばれるような小規模クリニックが駅周辺1.5km以内にどれくらいあるかを比較してみましょう。
上記の結果になりました。内科は大船駅の方が多いですが、その他の主要なクリニック藤沢駅の方がたくさん開業されているということがわかりますね。
コンビニの数で比較
駅1.5kmでコンビニの数でも比較してみましょう。コンビニなんてなくても暮らしていけると考える方もいると思いますが、家の近くにコンビニがあるとめっちゃ便利ですよ。
特に最近は荷物の受け取りや発送で利用することが多くなりましたので、家の近くにコンビニがあって損することは1つもないと思います。
以上のことから、駅周辺の充実度は藤沢駅に軍配が上がるということがわかりました。
街の治安で比較
ファミリー層の方達なら、最寄り駅が子育てにおいてどんなメリットデメリットがあるのか気にするポイントですよね。子供に優しい駅=犯罪が少ないことはもちろん、交通量やベビーカーを押して街を歩きやすいかどうかなど、検討するポイントは多数あります。
犯罪数など、定量的なデータが引っ張って来れればよかったのですが、データを直ぐには見つけることが出来ませんでした。定性的な書き方になってしまいますが、大手不動産サイトから情報を吸い上げてきましたので、それを共有します。
大船駅の治安
大船駅周辺は治安が良好とされています。特に住宅街が広がる東側や玉縄エリアは、静かで落ち着いた環境で、防犯パトロールも頻繁に行われています。ただし、駅前の飲み屋街やゲームセンター周辺では、酔った人や夜間の騒ぎが発生することがあるため、注意が必要です。大きなトラブルは少なく、全体的に安心して暮らせるエリアです。参照:「街の治安・住みやすさ情報局【不動産鑑定士監修】」「Kousha Chintai」。
藤沢駅の治安
一方、藤沢駅周辺も全体的に治安は平均的で悪くはないものの、駅前は賑やかで観光客も多く、夜間は繁華街が騒がしくなることがあります。特に駅近くの繁華街や夜の賑わいが多いエリアでは、軽犯罪が発生する可能性が高まりますが、住宅街に入ると落ち着いた雰囲気になります(街調査コミン – 住みやすさチェック!)(【オープンハウス】新築・中古一戸建て・土地を探す)。
両駅とも治安は悪くないものの、大船駅のほうがはやや落ち着いた環境で、特に住宅地においては安全性が高いと言えます。藤沢駅周辺は賑やかなため、駅前エリアでは注意が必要な点もあるものの、生活には問題ありません。
レジャー・観光地へのアクセス
大船駅、藤沢駅共に湘南を代表するターミナル駅です。両駅とも周辺の観光地へのアクセスを考えてみましょう。
藤沢駅から観光レジャー
藤沢駅からであれば小田急線に乗って6分で「片瀬江ノ島駅」に到着します。また、鵠沼海岸駅など、主要観光地から少し外れた駅にもアクセスは抜群です。
さらに藤沢駅には江ノ電が通っていますので、腰越、七里ガ浜、極楽寺、由比ガ浜など鎌倉の観光地へのアクセスも乗り換えなしで1本で叶います。
JRを使えば辻堂や茅ヶ崎など、同じく海を味方にした観光地へのアクセスにも非常に優れています。
大船駅から観光レジャー
大船駅は、JR横須賀線を利用すれば、日本の代表的観光地「鎌倉駅」へ乗り換えなしで約5分で到着します。また、鎌倉の由緒ある寺院が多数点在する「北鎌倉駅」にもたったの3分で到着します。
さらに大船に乗り入れしている「湘南モノレール」を利用すれば、「湘南江ノ島駅」まで乗り換えなしでアクセスできます。
横浜へのアクセスは、藤沢大船共に差はほんの僅かにしか差はありません。両駅とも東海道線で約20分程度でアクセスできます。(大船の方が少しだけ横浜に近いです。)
結論でいうと、藤沢駅の方が江ノ電が通っているだけあり、観光地へのアクセスに関してはやや優れている印象です。ダイレクトアクセスできる観光地への数は藤沢駅のほうが充実していると考えてよいでしょう。
結論
ありきたりで、当たり前のことを言いますが、どちらの方が優れているか、という点では「その人に寄る」ってのが答えです。どこまでいっても個人のニーズに依存しますが、
結論を出すならば、通勤の利便性を重視するなら大船駅がやや優れています。
大船駅は1駅分東京に近いことはもちろん、東海道線が止まってもJR横須賀線で同じ方向へアクセスできますし、成田エクスプレスや京浜東北根岸線が止まるなどで首都圏や横浜方面へのアクセスにおいては群を抜いています。また、始発の乗り入れもしているので、座席確保がしやすいことも魅力です。
藤沢駅も交通の利便性に優れていますが、更に商業施設の充実度が高い点が強みです。観光地へのダイレクトアクセスにおいても優れているので、家族や友達とのプライベートの時間を優先したいならば、藤沢駅の方が優れているでしょう。
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