
こんにちは。
今日は地域の記事ではなく、ブログの少し専門的な話をしていきます。
実は苦労してます、という話ですんで、よかったら読んでください笑
こちらの「湘南ブログ」をはじめて早2年が経過しようとしています。
湘南在住のサラリーマンがのんびりと休みの日に記事を書くだけのブログですが、おかげさまでPV数は月間9万PVまで達することができ、なんとか年内10万を目指したいという気持ちです。
しかしながら、実は結構苦労しています。笑
というのも、私のブログはただ地域の飲食店を紹介するだけみたいな需要に対しては照準を当てておらず、一般検索(Organic検索)ユーザーの課題を解決する記事を意識して書いています。
それを考え続けるとネタ切れしそうになることもあるのですが、なんとか2年間続けてこれました。
今日はそんな私の脳内思考回路について、記事にしていきます。
これから地域ブログをはじめようと考えている方、地域ブログを既に書いていて、ネタ切れしそうで記事に悩んでいる方、そんな方へ向けた記事になっています。
Webページの流入要素
ブログをやっている人なら当然に知っていることですが、Webページの訪問ユーザーは以下4つの要素に分類されます。
Organic Search(検索エンジン経由)
Direct(ブックマーク経由)
Referral(LINEやブログでの紹介経由)
Social(SNS経由)
このブログの流入経路の75%はOrganicで、私はOrganic検索でユーザーを集めることを意識しています。
Organicとは要するに、GoogleやYahooなどの検索エンジン経由で流入するユーザーのことを指します。
キーワードを入れた時に、この湘南ブログが上位表示されるように計算して記事を書くわけです。
Organic Searchのユーザーを増やすことこそが、最大の利益を生み出し、それがブログとしてのマネタイズ・パフォーマンスに繋がると僕は考えています。
organic記事を書くための工夫
Organicからのユーザーを増やすために、以下のような工夫をしています。
- ユーザーの「課題」を解決する
- キーワードはなるべく「抽象的」に
- ビッグキーワードでは戦わない
順番に説明していきます。
①ユーザーの課題を解決する
ブログに限らず、世の中のすべてのサービスの原点はここですよね。
利用者の課題を解決すること。
なので弱小の地域ブログがユーザーの悩みを解決できることってなんだ?と考えます。
湘南という地域は観光地の色を持っているので、ユーザーの心理としては

湘南の海沿いで可愛くて美味しいレストランを知りたい!

湘南の写真映えするスポットを知りたい!
このような課題があるのではないか、と考え、そのユーザーに対しての記事を書いていきます。
②特定店舗の情報は原則書かない
なので私は原則として、ホテルや飲食店の「1店舗」に照準を絞った記事というのはあまり書きません。
もちろん、1店舗のことを紹介する記事が全くの無駄なんてことはないです。
ユーザーの口コミとしてブログで書かれたリアルな意見は非常に参考になりますからね。
そして、飲食店の紹介だけしていれば確かにネタ切れという状況に陥らないかもしれません。
しかし一方で、例えば「飲食店の名前で検索をした」ということは、その店舗の名前やおおよその地域はもう既に知っていて、ユーザーが知りたいのは
- 内装
- 景観
- 料理の質
- 値段
などの店舗のより具体的な情報になると考えます。
それらを解決するのは、既に個人ブログなんかよりも遥かに優れたメディアがあるんですよね。
- 食べログ
- ホットペッパー
- ヒトサラ
- 一休
これらの専門メディアの方が特定の店舗に絞った情報はるかに優れており、最近では店舗名がわかっている時点でinstagramでその課題を解決出来るのです。
なので、店舗が特定できているユーザーの課題を解決するのは、私の仕事ではないし、ここで戦っても上記で挙げたような巨大な企業のメディアには個人ブログでは到底勝てないのです。
③キーワードは「抽象的に」考える
よく地域ブログをはじめるメリットとして、以下のような見出しを見ます。

地域ブログは、地元のお店を紹介しまくれば良いという永遠にネタ切れしない最強のテーマです!
私は全くの筋違いだと思っています。
飲食店の記事を書いていては絶対にOrganic検索ユーザーを確保することはできません。
なぜなら②で説明した通り、特定店舗に特化した記事は巨大メディアに持って行かれるからです。
では、弱小地域ブログが特定店舗に対しての記事を書かずにどのような土俵で勝負をするのか。
私の導いた答えとしては、その地域への旅の目的や目的地がまだハッキリと決まっていない、そんなユーザーに記事を届けるようにしています。
例えば、「湘南」で考えると、この地域は観光地なので、「湘南」という大雑把な目的地は決まっているけれど、
具体的にどこの駅を巡ろう?
どんなホテルに泊まろう?
何のジャンルのお店でランチしよう?
移動手段はどうしよう?
このようなユーザーの課題に答える記事を書いていきます。
例えば、以下のようなキーワードでは現に大手メディアを出し抜いてGoogle SEOで1位を取っています。
>キーワード「湘南 サウナ付き ホテル」

>キーワード「江ノ島 朝ごはん 7時から」

>キーワード「湘南 夕陽 ポイント」

>キーワード「江ノ電 穴場」

これらのユーザーが考えるであろう抽象的な課題を考え続けるのは結構大変なのですが、確実に検索ユーザーを呼び込むことができます。
PV数が稼げるようになるまでは、ビッグキーワードではない、ニッチなキーワードで攻め続けない限りは上位表示は出来ないので、是非この戦略を試してみてください。
日々感じた疑問こそが読者の課題
地域ブログの面白いことは、自分の生活圏内で、日々感じた疑問こそが読者の課題になるという点です。
例えば、先日、会社の上司が藤沢に遊びに来ると聞き、

どこかゆっくりしながら海を眺められるお店紹介してよ
なんてことを言われました。
これこそまさに日々の会話の中で生まれる、キーワードなんですよね。
地域ブログは自分の日常の中に課題を見つける仕事なので、ネタ切れしたり、記事に詰まったりしたら、最近の会話を思い出してみると良いかもしれません。
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