湘南を代表する都市といえば藤沢と茅ヶ崎ですよね。
どちらも神奈川県内でも屈指な人気な街です。
実際、湘南移住を検討している人で、このどちらに住むかで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今日はそれぞれの街を比較して、どんな人にはどちらがオススメという話をしていきたいと思います。
完全に筆者の個人的な主張になりますので、悪しからずお付き合いください!
ちなみに以下の記事では鎌倉と藤沢の比較記事なんてのも書いています。
概要で比較
まずは分かり易い両社の概要からみていきましょう。
人口 | 面積 | 電車駅の数 | |
藤沢市 | 42.3万人 | 69.5㎢ | 16駅 |
茅ヶ崎市 | 23.9万人 | 35.7㎢ | 5駅(辻堂含む) |
面積・人口共に2分の1というところですね。
両市ともに、人口が毎年増えている地域で、これからも都市として発展の期待ができる街です。
面積が狭い分、茅ヶ崎の方が人口が少なくなるのは当然ですね。
電車駅の数は藤沢が茅ヶ崎の3倍です。
藤沢市の南側が江ノ島を中心とした観光地の色を備えているため、電車駅が藤沢市南側にかなりの数集中していることが要因ですね。
家賃相場で比較
それぞれの家賃相場をみていきましょう。両者の中心駅「藤沢駅」と「茅ヶ崎駅」でみていきます。
藤沢駅の家賃相場
1R | 5.65 | 万円 |
1K | 6.4 | 万円 |
1DK | 5.57 | 万円 |
1LDK | 10.63 | 万円 |
2K | データなし | 万円 |
2DK | 7.57 | 万円 |
2LDK | 12.36 | 万円 |
藤沢駅の家賃相場は東京からの距離で考えると高めだと思います。
横浜市内・川崎市内にもこれくらいの家賃相場のエリアはたくさんあります。
それなりに藤沢駅周辺の家賃が高いことがわかると思います。
電車が複数路線通っていて、観光の機能も備えていて、駅前もそこそこに発展しているので当然かもしれないですね。
ただ、私の肌感としては、この値段で藤沢駅周辺で家を探すなら、駅から15分くらい離れないと見つからないと思います。
駅の近くで家を探したらもっと家賃は上がってくると考えておいた方が無難でしょう。
茅ヶ崎駅の家賃相場
1R | 5 | 万円 |
1K | 5.66 | 万円 |
1DK | データなし | 万円 |
1LDK | 8.98 | 万円 |
2K | データなし | 万円 |
2DK | データなし | 万円 |
2LDK | 11.2 | 万円 |
藤沢駅と比較するとだいぶ値段は落ちて、家賃的にはかなり優しい街という印象です。
2LDKでこの値段住めたら理想ですね。
ただ茅ヶ崎駅周辺に賃貸で2LDKの物件はかなり少ないイメージです。
探すなら1LDKが中心になると思いますが、実際駅から15分以上歩けば、10万円以下で物件は見つかると思います。
なので駅近で探そうと思ったらもっと値段がすると思った方がいいですね。
街の雰囲気で比較
ここら辺が一番知りたい情報ではないでしょうか。お話していきます。
藤沢の街の雰囲気
藤沢は南北で色が大きく変わりますが、北側はすごく落ち着いた雰囲気です。
駅でいうと小田急線藤沢本町くらいまでは商店街やスーパー・大型店などもたくさんありますが、それより北にいくとどんどんのどかな街並みになっていきます。
北側では「湘南台駅」周辺が発達していて、利便性も高い地域なのですが、湘南台を除くと、どんどん田舎です!
畑や田んぼなんかもたくさんありますし、南側と違って道路もそんなに混雑しません。
私は南側の住人ですが、北側のエリアが凄く好きです。
一方、南側にいくと観光地の色が強くなってきます。
まずは藤沢駅周辺は賑やかな印象です。大きな建物もたくさんありますし、歩いている人も多いです。
買い物には殆ど不便はしないでしょう。
利便性を求めるなら藤沢はかなりおすすめな駅です。
さらに海の方にいくと景色がガラリと変わって南国チックな街並みが広がります。
江ノ島を中心とした藤沢観光の目玉が海です。
藤沢駅と海までの間には鵠沼・片瀬の閑静な住宅街が広がっていて、このあたりはとても静かで過ごしやすいと思います。
そして道が狭いです。
特に鵠沼は地元人が裏道として利用するので、狭い道の割に案外車も通ります。笑
一言で表すなら「賑やかな湘南のまち」という雰囲気です。
茅ヶ崎の街の雰囲気
茅ヶ崎駅も駅前は賑やかです。
しかし、藤沢駅と比べると大分落ち着いた雰囲気です。
大型の商業施設よりも、地元の商店街なんかが多く立ち並びます。
藤沢と違って、駅の北側へいっても道がなだらかなので足への負担が少なく、老若男女問わず暮らしやすい街と言えるでしょう。
また、茅ヶ崎の人達は自転車で街を移動している比率が高く、格好いい自転車を見かける機会が多いと思います。
駅の南側も地元民が集う海というイメージで、茅ヶ崎ローカルの方たちがそれぞれ海辺での時間を楽しんでいます。
屋外シャワーやサーフボード置き場を備えるマンションなんかも多く、こちらはゆったりとした時間が流れるオーシャンリゾートのイメージです。
一言で表すなら「のんびりした湘南のまち」が茅ヶ崎ですね。
藤沢・茅ヶ崎どちらが良い?
先に結論を言うと、どちらが優れているという答えは存在しないと思います。
その人の環境やライフスタイルによって、適性は違うと思うので、私がこの場で「藤沢の方がおすすめ!」というようなことを公言するつもりはありません。
ただ、この記事は「比較記事」なので、「こんな人には○○がおすすめ!」という答え方で、結論を出していきたいと思います。
①都内へ通勤する人
バス・電車共にアクセス性には非常に優れているので、通勤を優先したいという方は藤沢が絶対におすすめです。
特に、営業職で、電車で色んなところに外出するような方は、藤沢はおすすめです。
小田急線・湘南新宿ライン・東海道線が利用できるので、都内の主要駅にはダイレクトアクセスができますし、藤沢は本数は少ないですが東海道線の始発駅にもなっているので、通勤の面で言えば然程の苦労はないんじゃないかと思います。
(もちろん、電車のアクセス性で考えるなら間違いなく都内に住んだ方がアクセスはいいのですが「多少の不便があっても湘南に住みたい」という考えを持った人に向けた記事ですからねこれ!)
茅ヶ崎は、東海道・湘南新宿・相模線が利用できますが、あまり仕事で相模線に乗る機会は少ないと思うので、通勤を考慮すると藤沢という結論になりました。
②ライフスタイルを優先したい人
- 家族との時間を大切にしたい
- 休みの日は友人や家族で海辺でのんびりしたい
- 癒しとくつろぎを日常の中心にしたい
のように日常において、ライフスタイルを大切にしたい人は僕は茅ヶ崎はとてもおすすめだと私は思います。
茅ヶ崎独特ののんびりとした時間が、日常を充実させてくれると思います。
サーフィンがしたい人
これは答えが分かれると思いますが、僕は藤沢だと思います。
理由は湘南は千葉・茨城に比べて波の条件が良い日が少なく、唯一安定的に波を狙えるのが藤沢市の鵠沼海岸だからです。
茅ヶ崎市内にもチサン・パーク・クソ下などのサーフポイントがありますが、うねりが起きるのみで割れにくくショアブレイクになりやすい日が多いイメージです。
サーフィン波情報サイトなどで、波の点数が高い順で並び替えると、鵠沼海岸はいつ見ても必ずと言っていい確率で一番上に上がってきます。
それくらい鵠沼の海は湘南では安定的に波をつかめるポイントなんですよね。
ただ、鵠沼海岸の海はサーファーで大混雑するので、結局条件が悪いという捉え方もできるのですが、早朝や夕暮れ時など、空いている時間帯を狙っていつでも好きな時に鵠沼にサーフィンをしにいけることを考えると、サーファーには藤沢が良いんじゃないかと僕は思っています。
まとめ
比較記事を書いてきましたが、どちらにせよ、いずれにしても茅ヶ崎も藤沢もとても住むには良い街です。
どちらがおすすめ、という記事を書きましたが、正直、優劣はつけられないです。
お引っ越しをされる前に、一度藤沢・茅ヶ崎に宿泊してみるのをおすすめします。
湘南エリアにはホテルもたくさんあるので。
その際は海沿いのホテルとかではなく、街中にあるホテルに滞在するのをおすすめします。
海沿いは観光客が多いですが、街中には地元人がたくさんいるからです。
ローカルの人たちに馴染んで暮らし方を想像して決断するのも面白いかもしれません。
ということで今回は藤沢・茅ヶ崎の両市を比較してみました。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。
コメント
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