皆さんこんにちは!
今日は藤沢市に新しくできる新駅の話をしましょう。
随分と前から噂はされていましたが、ついにその時がきました。
2022年3月9日のYahooニュースでこちらの記事が浮上しました。
東海道線「村岡新駅」いよいよ詳細設計へ 大船~藤沢間 設置は合意済み(Yahoo!ニュース)
藤沢市・鎌倉市・神奈川県で駅建設に関する合意は2019年12月時点で取れていましたが、2022年度予算に本駅に関しての予算案が策定されました。県の予算にこの駅のことが記載されたのは初めての出来事です。
今日はこの村岡新駅建設により藤沢市・鎌倉市がどのように変化するのか。また、建設予定池周辺はどのような開発が行われるのかを考察していきたいと思います。
なお、この記事では新しくできる駅のことを「村岡新駅」と暫定的に呼称しますので、何卒ご承知おきください。
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村岡新駅はどこにできるの?
まずは場所について。
村岡新駅はJR藤沢駅とJR大船駅の間に建設される予定です。
- 大船から約2.6km
- 藤沢から約2.0km
住所的には藤沢市ですが、ちょっと歩くとすぐに鎌倉市に入るポジションに位置しています。
下記の地図でいうところの「柏尾川」を境に藤沢市と鎌倉市に分かれています。
藤沢駅から2kmしか離れていないなら、少し頑張れば歩ける距離ですね。
運動不足の時は新駅で降りて、歩いて藤沢駅まで帰ろうと決めた私です。(これから先も藤沢駅に住んでいるテイですが。)
今は何があるの?
この地域をGoogleストリートビューで検索してみましょう。
①駅の北側の様子
駅の北側には現在TSUTAYAとフットサルコートがあります。
この位置がピンポイントで正しいかは断言できませんが、おそらくこのエリアは開発の対象になるでしょう。
両施設とも私が利用したことのある場所なので、無くなるのは少し寂しいですね。
更に大船方面に歩くと大きな建物が出現します。
こちらは「湘南ヘルスイノベーションパーク」という施設です。私はこの建物に入ったことがないのですが、建物のコンセプトは以下のように綴られています。
湘南ヘルスイノベーションパーク (湘南アイパーク) は、2018年4月、武田薬品工業株式会社が湘南研究所を開放することにより設立された、企業発のサイエンスパークです。製薬企業のみならず、次世代医療、AI、ベンチャーキャピタル、行政など、幅広い業種や規模の産官学が結集し、エコシステムを形成することで、ヘルスイノベーションを加速する場となることを目指しています。
湘南ヘルスイノベーションパーク公式
村岡新駅のコンセプトは「最先端ヘルスケア産業拠点」で、今後大学や総合病院の建設なども計画しているようです。
と考えると、この湘南ヘルスイノベーションパークが村岡新駅開発によって壊されることは恐らく無いのでしょう。
②駅の南側の様子
続いて駅よりも南側(海側)を見てみましょう。
ここは「山崎跨線橋」から大船方面の方角を向いたポイントです。
線路の右側は殆どが民家です。なお、この辺りはギリギリ開発の対象から外れていると思います。
ここに家を買っていた人は駅までのアクセスがものすごくよくなるので、土地の値段も上がるでしょうね。
ちなみに少し話が横に逸れますが、この「山崎跨線橋」は車がすれ違うこと不可能な橋でちょっと面白いので以下の動画も見てみてください。
この辺りは開発の対象になるエリア(土地区画整理事業エリア)と推測されますが、現在は畑になっています。
藤沢市と鎌倉市の境になる、柏尾川の付近です。シンボル道路の整備対象エリアです。
このあたりは本当に街並みが落ち着いていて、道路交通量も少ないエリアですが、駅の再開発が完了したら、きっと人流も大きく変わるのでしょうね。
そして最後に、湘南モノレール「湘南深沢駅」目の前の大規模の空き地です。本当にだだっ広い空き地です。
土地が貴重な鎌倉の中に、ズドーンと広がる広大な敷地。ここは元「JR大船工場」という建物が立地していて、その工場が閉鎖され、現在は空き地になっているのです。
現在は「深沢多目的スポーツ広場」として一部がサッカーやラグビー場として市民に無料で開放されています。
どんな駅になるの?
どんな駅になるのか、気になりますよね。
駅舎はもちろんですが、駅周辺の街も含めて「駅」と呼ばれるので、非常に興味が湧くところです。
駅舎の完成イメージ
百聞は一見にしかず、です。まずは完成イメージを見てみましょう。
駅前が随分とすっきりしていますね。駅舎も鎌倉っぽさもあってモダンな建築になっています。
東海道線しか通らない線路なので、駅舎自体は規模が小さくても然程影響はないのでしょう。
重要なのは、再開発によって開発される街の方ですよね。
開発エリアの詳細
開発の対象になるのは色枠で囲まれているエリアになります。
何といっても最大規模のエリアが、JR大船工場の跡地のエリアですね。確かに現在は空き地になっているので開発は何かとしやすいのかもしれません。
そして、どのように区分して開発を行うのかというと、下記のような区分けになります。
やはり大学を誘致するのですね。そして、商業エリアや住宅エリアも開発される予定です。
また鎌倉市役所もこのエリアへの転居を検討しているらしく、大変賑わいのある街になることが予想されます。
こうなると、我々周辺住民としても、利用することのできる施設が増えるわけですので、嬉しい面もありますね。
地域の人の声
こういうのはTwitterが一番生の声としてわかりやすいので、いくつか関連ツイートを紹介します。
「村岡新駅(仮称)」は、藤沢市の市の花「フジ(藤)」に因んで、「ふじ色」をイメージカラーにしてはどうだろうか?
— 投稿趣味人 パニックマン (@tousinootoko) February 23, 2022
たしか、小田急線江ノ島線「桜が丘駅」は、「桜色(淡いピンク)」を一部駅舎に採用していたような。
「藤沢駅」を今さら「ふじ色」に塗り直したりできないでしょ?
村岡新駅周辺を通過。
— Eisenhansa (@Eisenhansa) March 4, 2022
医薬関連の研究所もあり、改めてここには村岡新駅が欲しいと思うばかり。
湘南アイパークといえば、大船駅と藤沢駅の中間で、村岡新駅が計画されてる場所。21年には約150億円を、JR東日本15%、神奈川県30%、藤沢・鎌倉両市27.5%、の負担で覚書。通常、新駅って地元が100%負担するらしいので、これは特別なケースに該当するみたいです。 https://t.co/tETOm0yqzL
— I・Y (@I_Yamaguuuchi) March 1, 2022
湘南アイパークといえば、大船駅と藤沢駅の中間で、村岡新駅が計画されてる場所。21年には約150億円を、JR東日本15%、神奈川県30%、藤沢・鎌倉両市27.5%、の負担で覚書。通常、新駅って地元が100%負担するらしいので、これは特別なケースに該当するみたいです。 https://t.co/tETOm0yqzL
— I・Y (@I_Yamaguuuchi) March 1, 2022
村岡新駅の開業は2023年なので、新型コロナ対策はとはタイムスケジュールが全くの別物なんだよな。しかも、湘南エリアは東海道線の駅間隔がアホみたいに長いから途中駅の潜在需要は大きいはず
— ISO#Amazing (@iSO0015) January 20, 2022
とりあえず2か月分くらいさかのぼって「村岡新駅」にヒットするツイートを探してみましたが、案外反対意見が見つからなかったことが意外でした。
これだけ大きな規模の開発をすれば必ず反対意見が現れて当然で、その意見を反対するつもりも、尊重するつもりも私はありませんが、意外なことに皆さん期待している様子に捉えられました。
最後に私個人の意見を。
筆者個人の意見です。
私は最寄り駅がJR藤沢駅で、普段は都内に通勤するサラリーマンですので、新駅の開設により東京までの通勤が2~3分遠くなるのは少し困るなと思っています。
ただでさえ、藤沢から東京への通勤はしんどいので。^^;
一方で、出かけることが好きで新しいもの好きでもあるので、新駅・新町・新施設を生活圏内に置くことが出来るのはとても嬉しくもあります。
藤沢市の顔と鎌倉市の顔、それぞれブランド力を備え持つ駅ですので、どうせなら他の駅にはない個性に富んだ駅にして欲しいと思います。
どこにでもあるような商業ビルの建設などではなく、例えば鎌倉らしさや湘南らしさが街並みから感じられるような街づくりを期待しています。
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