藤沢市は約43万人の人口を保有し、神奈川県内では横浜・川崎・相模原に次いで、人口ランキングNo.4の自治体です。
藤沢市への移住を検討している方で、藤沢市内の住環境を調べるために、私のブログにたどり着く方が多いことも事実として知っております。
そこで今日は藤沢市の中でもトップクラスによく比較される2つの駅「藤沢駅」と「辻堂駅」を筆者なりに比較してまとめてみましたので、お話していきます。
これから藤沢市への移住を考えられている方にとっては非常に勉強になる記事になると思いますので、どうぞ最後までご覧ください。
藤沢市の魅力
前の記事でも書いたことが何度かありますが、藤沢市は魅力ある街だなぁといつも感じております。
■海を背景にした暮らしができる
■都市部へのアクセスが良い
■「楽しい」が近くにたくさんある
■人がとにかく温かい
藤沢市にはこのような魅力がたくさんあると思っています。
詳しくは本題から逸れるので避けますが、下記の記事では湘南の魅力について、本気で語っていますので良かったら読んでください。
藤沢駅の特徴
藤沢駅は別名「湘南の玄関」だなんて呼ばれています。
江の島・鎌倉方面に観光に行くときはこの駅が起点になることが多く、その関係でいつも駅前は商業ビルが多く、駅周辺には人が賑わい、絶えることがありません。
特徴①抜群の交通アクセス
藤沢駅の特徴として、一番最初に皆が口にすることは「交通アクセス」でしょう。
藤沢駅には4路線の電車が乗り入れしています。
小田急線はロマンスカーの停車駅にもなっていますし、JR線では特急列車の停車駅にもなっています。
電車が4路線も乗り入れしていることもすごいですが、実はバスの乗り入れも凄く良いのです。
バスで駅から数キロ離れた場所へのアクセスはもちろん、リムジンバスも走っていて羽田空港、成田空港まで藤沢駅からバスで1本で行くことも可能です。
辻堂駅はJRのみが停車し、快速が止まらないので、電車のアクセスを考えると藤沢駅が上でしょう。
特徴②行政機能の中心
藤沢市役所は藤沢駅から徒歩5分くらいの位置にあります。
なので、この駅に住んでいれば行政の手続きをするのにわざわざ電車に乗る必要もありません。
加えて藤沢駅から徒歩5分でアクセスできる「藤沢郵便局」は郵便局の本局機能も持っていて、土曜日も営業しています。
ちなみにあまり利用する人は少ないかもしれませんが、税務署も藤沢駅にあります。
このような行政機能を考慮した際は、藤沢駅に軍配があると考えて良いでしょう。
特徴③駅周辺には何でもある
辻堂駅周辺も何でもあるのですが、藤沢駅の方がお店の数ははるかに上です。笑
駅から徒歩圏内のスーパーだけを手に取ってみてみも
と、大手と呼ばれるスーパーマーケットがこぞって藤沢駅周辺に進出していることがわかります。
ドラッグストアや飲食店も充実しているので、日常生活に必要になる買い物へ駅周辺で全て事が足りると考えてOKです。
辻堂駅もテラスモール湘南にアパレルショップが多数ありますが、日常生活に必要な消耗品の買い出しに便利なのは圧倒的に藤沢駅だと思います。
辻堂駅の特徴
一方、辻堂駅も「本当に住みやすい街ランキング2022」で首都圏No.1にも選ばれただけあり、魅力的な特徴がたくさんあります。
一つずつみていきましょう。
特徴①ショッピングモール
辻堂駅と聞いて連想するものは、誰しもが「テラスモール湘南」でしょう。
住商アーバン開発が運営する複合型商業施設で、この中だけで281の店舗が存在します。
若い方が好きな洋服のブランド・セレクトショップなんかは殆どがここで手に入ります。
こんな感じに、若い人から人気の洋服や小物は大体ここで手に入ります。
もちろん、ユニクロや無印といったファストファッションも入っています。
それに加えて実は「湘南モールフィル」というショッピングモールも存在します。
こちらは、辻堂駅から1.5km離れた位置にあり少し歩くのですが、テラスモールの中には入っていないお店がこちらにも多数出店しています。
そう、つまり、辻堂駅と言えばショッピングモールの街なのです。
特徴②のんびり。落ち着いてる。
これは物理的な話ではなく雰囲気的な話になります。
藤沢駅には無い辻堂だけの魅力だと思います。
テラスモール湘南が出来る前までの辻堂駅は、本当に何もない街と言われていて、湘南エリアの中に影をひそめる存在でした。
その名残が今でも辻堂駅周辺には残っていて、閑静でのんびりとした住宅街が広がっています。
駅から1,2分も歩けば、住宅街エリアの中に入り、藤沢駅のような賑やかな街とは全然違う、静かな湘南ローカルな空気に包みこまれます。
特徴③個人営業のお店が多い
辻堂駅には、辻堂にしかないお店、つまり個人営業のお店がたくさんあります。
なので地域のコミュニティも出来やすいと思います。
辻堂の飲み屋さんなんかをみると、地元が好きで「帰って来たー!」と言わんばかりの満面の笑みで、お酒を飲んでいるおじさんをよく見ます。
特徴④渋滞しない
辻堂駅も藤沢駅と同様、海までは2~3kmくらいの距離なのですが、辻堂が勝る特徴としては辻堂の道路は渋滞しません。
藤沢駅周辺の方が圧倒的に渋滞にハマりやすいです。
真夏の海水浴シーズンになっても渋滞とは無縁で、車が好きな人にとっては藤沢駅よりも辻堂駅の方が住みやすいと思います。
湘南に住んでいると、その楽しさ故にどうしても車で移動したくなるのですが、辻堂駅であれば道もサクサクで過ごしやすいと思います。
どんな人に向いているのか
上記のような全く違う特徴を持つ両駅ですが、向き不向きがあると考えています。
筆者が考える「こんな人には〇〇駅」という考えを共有していきます。
①東京へ通勤される方には→藤沢駅!
私自身が藤沢駅に周辺に暮らしていて、東京へ通勤するサラリーマンなのでこれは凄く思います。
藤沢駅は東京都心まで1時間圏内で通勤することが可能です。
特急列車を使えばもっと早くアクセスする方法もあります。
小田急線も通っているので、東海道線が止まっても振替輸送で東京へ向かうことが出来ます。
辻堂には快速が止まりませんが、藤沢駅には全ての快速が止まります。
路線数で考えても藤沢駅の方に軍配がありますので、東京都市部へ通勤するビジネスパーソンにとっては、藤沢駅の方がおすすめだと考えて良いでしょう。
②ファミリー世帯には?→辻堂駅がおすすめ!
藤沢駅と比べて辻堂駅の方が全体的に広々としています。
辻堂海浜公園のような大きな公園もあり、子供とのんびりゆっくりと過ごすなら、きっと辻堂駅が理想的に思うでしょう。
ドッグランが出来る公園なんかもありますよ!
もちろん藤沢駅周辺にも公園がたくさんあります。
辻堂に負けないくらい藤沢駅も十分に家族向けだと思いますが、家族で過ごすなら、と聞かれた時に軍配が上がると考えるのは・・・私は辻堂だと思います。
③飽きやすい人には→藤沢駅がオススメ!
藤沢駅周辺は日々変化しています。
次々とお店が閉店し、次々と新しいお店が入ってきます。
店のテナントだけでなく、ビルそのものの開発が多いのも藤沢駅だと言えるでしょう。
実際にこれから十年物のプロジェクトで藤沢駅南口の大規模改修も計画されています。
また小田急・江ノ電で地域ローカルな場所にも楽々アクセスできるので、藤沢駅周辺は飽き性な人には持ってこいのエリアとなるでしょう。
④映画館が好きなら→辻堂がオススメ!
辻堂にあって、藤沢に無いもの。
決定的なものと言えば映画館でしょう。
映画館まで徒歩でアクセスできるなんて辻堂の人達は羨ましい過ぎる。
ただ映画館まで近いからとかそれだけの理由じゃないんです。
問題になるのがレイトショーです。
レイトショーが終わる頃には電車がもう無いのです!
辻堂の東京方面行きの終電は23:39。
レイトショーが終わるのが23:45とかの映画は最後まで映画を見ることができません。
なので、藤沢駅ユーザーにはレイトショーはちょっとだけリスキーなんですよね。笑
ちなみに辻堂駅から藤沢駅まで歩いたら約50分です。まぁまぁ遠いですよね。
⑤サーフィンがしたいなら→どっちもオススメ!
湘南エリアのサーフスポットは自転車やバイクで気軽にアクセスできるのが最大の魅力だと思います。
バイクがあれば楽々アクセスできます。
自転車でもちょっと頑張れば上記のポイントにはアクセスできます。
これくらいのところまではチャリ・バイクで簡単にアクセスできます。
藤沢駅から近い鵠沼海岸は大体いつ行っても波があります。
しかし、鵠沼海岸は超混雑すると言うそんなデメリットがあります。
一方辻堂周辺のポイントは混雑しませんが、コンスタントに波が入らずウネリのみで終わってしまう日も多いです。
なので、そんな両者の良し悪しがサーフィンを軸にすると出てくると思います。
つまり、サーフィンするならどっちもオススメということです!
まとめ
ということで今日は藤沢駅と辻堂駅をそれぞれで比較してみました。
両者それぞれに良い所がありますし、両方ともすごく魅力的な駅だと思います。
一言伝えておきたいのは、どちらの駅を選んでも住めば都なので、安心して選んでください。
ちなみに何となくですが、辻堂に住んでいる人たちは自分たちを藤沢市民だと思っていない気がします。笑
辻堂は辻堂だと。そんな風に考えている気がします。
どこに住んでるの?
と聞かれて、「藤沢市」と答えずに「辻堂」って答えているイメージがあるというか。
辻堂のブランド力をフルに生かしている感じがしますね。笑
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