皆さん、海は好きですか?僕は大好きです。
特に私は海なし県埼玉の出身ですので、海に行くというだけで前日からワクワクして眠れなくなるほどです。
首都圏で一番身近な海といえば湘南になると思うのですが、
なんとなく関東近郊の海は黒く濁っていて、海に入ったところで世界は真っ黒みたいに思っていませんか?
今日は湘南藤沢の海は汚くないし、海が苦手な方にも、とてもオススメです。という話をしていきたいと思います。
湘南のオーシャンビューのレストランやカフェでゆっくり過ごしたいという方には以下の記事もおすすめですので、参考にしてみてください。
湘南の海は汚いのか?
僕は休日によく鵠沼海岸や辻堂海岸でサーフィンをしています。
すると、よく「湘南の海って汚くない?」という質問をされます。
僕はその質問に対して即答で「汚くないです」と返しています。食い気味で返します。
なんなら「湘南の海って」っていう言葉が出てきた時点でもう返し終わっています。笑
何をもって「汚い」と定義するか
重要なのはここです。
海が濁っているから汚いのか?それは勘違いです。
僕は大学のときに、南太平洋の小さな島国「フィジー共和国」という国に約3か月間住んでいたことがあります。
1年中夏の国で、海が美しく、非現実的なロケーションがたくさんあるので、新婚旅行などで人気な国です。
フィジーの海だって、青く透き通っている海もあれば、湘南のように黒く濁った海も存在します。
要するに、海を黒く濁らせているのはビーチの「砂」の問題です。
黒い砂はその性質上非常に細かい公園の砂場のような性質を持っており、
それが波にかき回されて、水中を漂うので黒く濁るのです。
波が比較的穏やかな日に海に入るとわかります。
自分の首くらいの深さまで海に入っても、自分の足がみえます。つまり濁っていないのです。
サーフィンしていると、海を魚が泳いでいるのだって、海の上からでも確認できます。
透明度という点でいくと海水浴で遊ぶくらいの波打ち際にいればそりゃ汚く感じます。
思いっきり黒い砂をかき混ぜている場所にいるのですから。
海辺にゴミが多いから汚いのか?
湘南は首都圏から一番近い海水浴場なので、非常に多くの人が観光にやってきます。
そのため海水浴のシーズンになると、海辺にゴミが散らかります。
しかしそれも、昔と比べて飛躍的にゴミの量は少なくなっています。
これは昭和初期の頃と比べて人々の環境に関する意識も大分変わったことと、
海水浴場全体が禁煙になり、たばこの吸い殻がなくなったことが影響していると考えています。
また、藤沢の人たちは、老若男女も含めて、海をとても大切にしていますので
無慈悲のゴミ拾い隊が毎週末ビーチを掃除してくれています。
いってみればわかると思いますが、2021年になった今、海のゴミは本当に少なくなりました。
日本一混雑する海水浴場とは思えぬほどのクリーンさです。
一年に一回は海水に浸かろうよ。
— からくちホーキ (@aoyama_houki) May 4, 2018
湘南の海は、言う程汚くないよ。
珊瑚礁じゃないから白砂じゃないけど。
なんていう季節が近づく。
湘南の海クソ汚いイメージあったけど結構透明で綺麗だった
— あくてぃ (@Rapid_Actyzone) November 5, 2020
相模湾の特徴的な問題
湘南の海に入ったことのある方であればわかると思いますが、結構沖の方までいっても足がつきます。
いわゆる「遠浅」と呼ばれる海の地形です。
遠浅の海は裸足で海に入っても足を怪我する心配も少ないため、海水浴をするには非常に向いているのですが、
どこまでいっても砂、砂、砂なので、これまた砂がかき回されて海が濁るんですよね。
伊豆や沖縄の海と比べて岩礁が少ないので、そこに根を張る海洋植物が生えません。
すると、植物性のプランクトンも存在せず、海を自然のサイクルで循環させる能力が低くなるので、
湘南のビーチ近くには必然的に海水と砂だけの関係性の海ができあがります。
なのでその地形柄、沖の方までいくと一気に深くなるので、そこより奥にいくと伊豆の方と同じくらい透明な海がやってきます。
生活排水と海の関係
藤沢や辻堂エリアは首都圏までのアクセス性の良さや、海を味方につけたその地域の特徴からか、毎年人口が増えている自治体です。
そのため生活排水処理施設の処理能力が人口に追い付かなくなり、海の汚染に関する問題も人口の増加とともに課題になった事例があります。
雨水と生活排水を同時に処理するので、これは特に降水量が増加する夏に起きる問題のようです。
話すと非常に長くなるのでここでは具体的には記載しませんが、地域のサーファーが辻堂の生活排水の処理問題について、問題であると提言し、藤沢市全体的な生活排水の取り組みが強化された事例があります。
こうした地元の方たちが、愛する海を守り続けているからこそ、徐々に徐々に海が守られているのです。
まとめ
つまり一言でまとめますと、湘南の海が「汚い」という意見を、
あの色だけで判断するのなら撤回しましょうというのが今回の私の意見でございます!
湘南・茅ヶ崎の海です。 pic.twitter.com/hV9KdPEPzP
— YUKI@湘南ブログ (@Yuk1Shonan) January 24, 2021
もちろん湘南に遊びにくる=海に入るだけではなく、
食事を楽しんだり、海を眺めたり、江ノ島に上ったり、歴史的な建物をまわったりと様々だと思いますので、海を押し付ける気は無いので悪しからず!笑
また個人的には湘南で一番おすすめなのは、海よりも・歴史的観光よりも「生ドーナツ」が最高なのでそちらのリンクを貼っておきます。笑
コメント
[…] 湘南・藤沢の海は汚いのか?結論「マジでそんなことないです」首都圏で一番身近な海といえば湘南になると思うのですが、なんとなく関東近郊の海は黒く濁っていて、海に入ったとこ […]
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