
こんにちは!
サラリーマンサーファーブロガーのゆきです。
(肩書きが長ぇ!)
今日は記事タイトルの通り、私が初めてサーフィンをした日のことを詳しく書いていきたいと思います。
まだまだ「うまい人」の部類には到底届きませんが、波のサイズが上がると絶対に海にいってしまうほど今ではサーフィンにハマっています。
初心を忘れないという意味と、これからサーフィンを始める人やサーフィンを振り返りたい人がこの記事を読んで共感してくれたらいいな〜なんてそんな思いでこの記事を書いています。どうぞ悪しからず最後までお付き合いください!
ちなみに以下の記事では「湘南の前乗り問題について」「折り畳み自転車にサーフボードキャリアを積むならこれがおすすめ」という記事を書いていますので、よかったら暇つぶし程度に読んでみてください。


筆者のプロフィール

はじめてこのブログに訪れた方のために簡単に自己紹介します。
- 年齢:29歳(2021年現在)
- 職業:サラリーマン(IT関連の営業職)
- 居住地:神奈川県藤沢市
- 趣味:サーフィン、カメラ、ブログ
どこにでもいる普通のサラリーマンです。
週に1、2回の頻度でこの「湘南ブログ」というメディアを運営しています。
はじめてサーフィンをやった日のこと

サーフィンをはじめたのは、今から2年くらい前の話です。
埼玉から藤沢に引っ越してきて、せっかく海の近くに住むことになったので趣味を作ろうと思ってサーフィンをはじめたのがきっかけでした。
当時の私はパドリングの仕方もテイクオフという言葉の意味も知りませんでした。
とりあえず、「他の人が乗っている波に乗ってはいけないらしい」というルールだけ聞いたことがあって、そのルールを破るとサーファーからキレられるということだけは何故か知っていました。笑
そんな私が初めてサーフィンをやったのは、湘南・江ノ島の海でした。片瀬西浜海岸。ポイントは「水族館前」と言われるポイントです。

小田急線片瀬江ノ島駅から徒歩5分くらいのところにあるサーフィンスクールをネットで予約して、会社の後輩と一緒にインストラクターに教えてもらいました。
その日は夏で、8月でした。夏真っ盛りでした。
太陽はジリジリと音を立てているかのようで、肌へ日差しが「突き刺さる」という表現がとても相応しい、そんなよく晴れた日でした。
海の家からは夏を感じさせる音楽が流れていて、砂浜には日焼けした男性・女性、子供やおじいさんまで様々な人が海を楽しんでいたのを今でも覚えています。
私がその時通ったスクールは、インストラクター1人に対して、講習生(生徒)が10人くらいいました。
今思うとその人員構成は、明らかに選んではいけないタイプのスクールだったと思います。笑
ただ、夏のピークの時期というのもあり、そこしかスクールが予約できなかったのです。
最初は座学形式で砂浜でインストラクターからパドリングやテイクオフの仕方などを教わり、30分ほどの座学の後、海へ入りました。
最初の1回目のテイクオフ
インストラクターからの「はい、パドリングしてー」という言葉と同時にパドリング。
そしてテイクオフ。ボードの上でバランスを整えることに必死だったが、波の動きと一緒に自分自身も波の上を動いているのだとわかる。
波に押された感覚を初めて味わった日でした。
あれ、1回目から乗れたぞ。お。もしかして俺センスある?

その次も、その次もテイクオフは成功してインストラクターさんから「いいねー!」と褒めてもらえたことが嬉しかった。
いま思ったらもうこの時点で僕はサーフィンにハマってしまったんだと思います。
波の上に立っているだけなのに、サーフィンはすごく高揚します。
その感覚を言葉で表すのは非常に難しいですが確実に一つ言えることは、地上では絶対に味わうことのできない感覚です。
そして非現実的な感覚。
水に触れる感覚、海の匂い、波の音、潮の香り、少し海の水が口の中に入ったりと、まさに五感で楽しむスポーツ。
サーフィンというスポーツがこんなに楽しいとは思わなかった。
しかし、この時の僕はまだ知らない。
インストラクターさんは僕のボードを後ろから押してくれていたことを。
はじめて1人で海に行った日のこと
その後サーフスクールには最初と合わせて計3回ほどいって、サーフィンの楽しさを覚えた僕は早速サーフショップで板を購入。
店員さんに「初心者用の板どれですか!」なんて恥ずかしい聞き方をしていたっけな。
そしてウキウキの気分で海へいって「今日はオンショアがつえーな」とか、一度言ってみたかったセリフを海へ向かって一人でボソッとつぶやきニヤニヤしていました。

いざ海へ入ると、自分が思っていたのと全く違う経験をすることになりました。
どれだけ強くパドリングをしても全く波に乗れないのです。
まず板の上に跨って波待ちをすることすらできないのです。
何度トライしても、全ての波が自分を追い越して先にいってしまいます。
「あれ、なんだこれ、俺が知っているサーフィンと全然違うぞ。」
隣で僕が通っていたサーフィンスクールとは違うサーフィンスクールの生徒さんとインストラクターさんがいて、そこでインストラクターは生徒さんのボードを後ろから手で押してあげていることに気が付きました。
この日は結局一度も波に乗ることはできませんでした。
2回目3回目の1人サーフィン
それでも数万円かかるサーフボードを購入してしまったし、なんとかしてサーフィンを自分の特技にしたいと思って休みの日が来るたびに海へ行ってサーフィンをしていました。
しかし、どれだけやっても、何度やってもテイクオフができない。
一方自分の周りを見ると、みんな次々と波に乗ってインサイドへ向かって走り出してしまうのです。
そしてついにサーフィンの洗礼を受ける
アウトの方でテイクオフの練習をしても全くと言って良いほど波に乗れる気配が無いので、インサイドで波を待つことに。
インサイドにきてようやくスープから波に乗れたと思ったら数m先に別のサーファーが既に波に乗っていて「おいどけよ!!」と怒鳴られ自分が前乗りしていることに気づきその場で横転する。
しかし「時既に遅し」で自分が邪魔になったせいでサーファーの進路を妨害してしまった。
そのサーファーからは睨まれ、空気が悪くなり、ポイントを移動する。
なんだよこれ。サーフィン全然楽しくねえ。
と3回目くらいの1人でやったサーフィンが、希望が絶望に変わった日でしたね。
(ちなみにこのシチュエーションの場合、悪いのは完全に僕です。)

全くテイクオフはできないし、腕は疲れるし、人はいっぱいいるし。おまけに上級者のサーファーからはブチ切れされるし。
2年経った今でこそ思うと、前乗りしてしまって、上級者のサーファーから叫ばれて睨まれるくらいならまだ全然マシな方で、前乗りした初心者が上級者から胸ぐらを掴まれているところも見たことありますし、3人くらいの集団になって1人の初心者サーファー囲んで海から追い出す姿も見たことあります。

あとよく見るのは、「お前そこにいろよ」と初心者サーファーの足を止め、自分のボードが傷ついてないか確認し、傷ついてたら金銭を要求するなんてのは本当によく見ます。
鵠沼の海で何度も見たことありますし、茅ヶ崎・平塚の海でもその姿は見たことあります。
地上だったら普通の温厚な人も海の上ではDQNになってしまうのです。

そう、サーフィンは残念ながら初心者には優しくないスポーツなのです。
しかし良く言うことですが、「上級者もその道を通ってきた」のです。
これがサーフィンの洗礼で、一種の通過儀礼なのです。
サーフィンをしない人からすると「なにそれ」「ダサい」「格好悪い」といった印象を持つかもしれませんが、サーフィンとはそういうスポーツなんですよねー。
今度この通過儀礼に関しては詳しく記事を書こうと思います。(笑)
考えと行動を変えることに
サーフィンは初心者に優しくないスポーツでだと知り、熱が冷めてしまった僕ですが、海が好きということに変わりはなかったんですよね。
特にサーフィンは雨や曇りなどの影響を受けないですし、一人でできる趣味だということが強みだと思います。
サーフィンが下手でも、海の上で波待ちしているだけで幸せだったりするんですよね。
なので無理に上手くなろうと思わずに、自分のペースでサーフィンをすることにしました。
そして極力人がいる時間帯を避けることにしました。
平日の朝だったり、平日の夕方だったりと、混雑する時間帯を避けました。
また、波が割れやすいポイントよりも人がいないポイントを選んでサーフィンをするようになりました。
そうすると良い波には乗れなくなってしまうのですが、良い波が来るポイントを選んでも、結局上級者が良い波には先に乗ってしまうので、良い波が来る場所を選ぶ価値無いなーと思って、とにかく空いているところでやることにしました。
それからハマるまで
ポイントを変えて混雑を避けることで、前乗りの心配はだいぶなくなりました。
そしてサーフボードには重心となる箇所があって、そこにおへそをつけてパドリングするとスピードが全然違うことにも気が付きました。
その辺からですね。だんだんとサーフィンがまた楽しくなってきました。
1人でテイクオフして、安定して波に乗れるようになったのは、最初の1年目は冬場はサーフィンやらなかったので、サーフィンをはじめてから半年くらい経ってからのことですね。

1人で波に乗れるようになってくると超絶サーフィンが楽しくなりました。
毎朝5時に起きて、波のサイズがヒザ以上だったら必ず海へ行っていました。
仕事の前に海にいって、海にいってから仕事をする。
前日は22時には寝る。
そんな健康的な生活を続けて、気がついたら週3回〜週5回くらいは海にいっていました。
24時間ジムを契約して、波のサイズが無い日はジムにいって、パドリングのスピードが少しでも上がるように腕を中心に筋トレしていました。笑
そして段々と横に滑れるようになってきたのはサーフィンをはじめて1年が経ったくらいでした。
横に滑れるようになると、これまでと全然世界が変わって見えてきて、さらにどっぷりと波乗りへハマっていく自分がいました。
まとめ
そんな初心者が初心者を脱出したかどうかの微妙なラインまで来るのに1年かかったんですよ!?
やばくないですか?
サーフィンは世界一難しいスポーツと言われています。

自分もサッカー部で県大ベスト8くらいまでいったチームで副主将をやっていましたし、運動神経にはそれなりに自信がある方でした。
大学の時に初めて経験したスノボーだって2回目にはターンができるようだったので、サーフィンだって出来るだろうと高を括っていましたが、サーフィンの難易度は異常です。未知数です。
運動神経だけでどうこうできるスポーツじゃなくて、完全に練習した回数が物をいうスポーツです。
なので初心者の人で挫折しかけている人は、安心してください。
サーフィンは誰がやっても超難しいです!(笑)
しかし、経験値だけがサーフィンの力になるので、挫折せず諦めずに続けていれば絶対にできるようになります。
胸張って趣味をサーフィンだと言えるくらいになるまで、一緒に頑張りましょう。
コメント
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